北区神社巡り(古地図を辿ってPart2)
王子神社、王子稲荷神社、七社神社、平塚神社
撮影日 2021/1/30
古地図を辿って神社巡りシリーズ(?)として、前半の荒川区神社巡りに続いて、その地図に載っていた北区にある他の神社にもお参りに行きました。旧岩槻街道と呼ばれる現在の東京都道455号線(本郷赤羽線)に沿った二社、王子社(現・王子神社)、そして平塚社(現・平塚神社)。
その近くに鎮座する王子稲荷神社・七社神社もお参りしました。
王子神社(王子権現・旧王子社)
JR王子駅近く、旧岩槻道近くに鎮座する王子神社。こちらは東京十社のひとつでもあります。
創建の詳細は不明とのことですが、一説によると元亨2年(1322年)、およそ700年前です。
かなり広い敷地に鳥居はここだけでした。ちなみに鳥居は1基、2基と数えるそうです。
王子稲荷神社
王子神社から、JR線に沿っておよそ5分ほど北西に上がったところに、王子稲荷神社があります。
歩いてみると、王子神社やここ稲荷神社がある場所はかなり高い場所だったことが分かります。この高台に沿って岩槻道が走り、その延長に以前訪れた根津社(現・根津神社)があります。
七社神社
王子稲荷神社から戻り、飛鳥公園を越えて少しの所にこの七社神社があります。
午前中品川区神社を周っていて、移動後王子駅に着いたのがお昼過ぎ。快晴ではありましたが、日がちょっと傾いてしまい、日陰が多くなってしまいました。全体を明るく撮るには太陽の位置もちゃんと考慮しないといけませんね。
当神社のサイトによると、『往昔の御創建ながら、寛成五年(1793)の火災により古文書、古記録等を焼失したため詳らかではありません』とのこと。しかしながらその時点で既に、今からなんと200年以上前。
平塚神社(旧平塚社)
最後に訪れたのは、平塚神社。
当社サイトによると平安後期元永年中創建とのこと。元永は元年が西暦1118年、1780年には次の保安元年となっているため、創建は今から900年前ということになります。
鳥居が非常にコンパクトな感じで、塗装の無い木を使用したもの。
他の三社と同様、こちらもかなりの高台にありました。
北から高台に沿って王子稲荷神社、王子神社、七社神社、ここ平塚神社、そしてその先には根津神社や湯島天神があります。
現在はいろいろな建物があり、地形は一見わかりませんが、昔の地図と重ねて神社の位置を合わせてみると、なるほどと思います。
都内だけでもかなりの神社が存在しますが、古地図に載っている場所を改めて訪ねると、昔の地形が少しだけ想像できます。建物が何も無い当時の様子をこの目で見てみたものです。